その土地の食材への興味ってみんなはないものなのでしょうか?
私は家庭の事情で埼玉県の家と青森県の家を行ったり来たりしていますが、美容室は埼玉県のお店に行っています。( なぜならそのお店のカラーチケットを購入してあるからです。)
先日久しぶりに美容室に行きました。その日は雨でじめっとした暑い日でした。受付を済ませ、席に通され、雑誌をいくつか渡されました。カラーの施術を受けながらその雑誌をめくっていくと秋田県の稲庭うどんのページにたどり着きました。
私「あぁ、こういう暑い日は冷たい稲庭うどん食べたいなぁ。」
美容師さん「へぇ、稲庭うどんって何ですか?」
私「えっ!!秋田県のうどんだよ。」
美「秋田県ってうどんあるんですね?」
私(おいおいそりゃないだろ)「普通にあるよ。」
美「うどんって讃岐とかあっちのイメージしかないです。」
私「お姉さんはどこ出身の人?」
美「埼玉です」
私「そうなんだ・・・・・・。」
その後話していくと、うどんというものは日本では讃岐風の物しかないと思っていたようで、すぐ近くの群馬県の麺類についてもまるで知らないようでした。埼玉県には「山田うどん」という有名なチェーン店もあるんですけどねぇ。(あれは讃岐風ではないと思うんだけどな。)
これ以上うどんの話をしても不毛な気がした私は、「翔んで埼玉」という映画の話に話題をシフトしてみました。これはお姉さんも知っていたようでこんなことを言い始めました。
美「本当に埼玉って何にもないんですよねぇ。」
私「ええええええっ!!美味しいものいっぱいあるじゃん。」
美「ええええええ?埼玉って何か採れるんですか?」
私「ブロッコリーとかキャベツとかいろいろな野菜が採れるよ。」
美「本当ですか?埼玉って何にもないと本気で思ってました。」
私「秋には美味しい梨もあるよ。私は秋月っていう梨が好き。」
美「今日初めて知りました。」
こういう人っていっぱいいるんでしょうかね。
自分の出身地で生産されている物への興味がなさすぎる人って。
埼玉県だけってことはないと思うんですけどね。ちょっと驚いたわけです。
郷土愛がないとか歌っている場合じゃないですよ、埼玉県。
私は安くて美味しいブロッコリーには本気で感動したし、キャベツやきゅうり、茄子、トマト等の野菜も美味しい。
これを地元の人が自慢しないのは悲しいです。
やっぱり小さい頃からの食育を通して地元の食材を教える必要性を改めて感じたわけです。今からでも本気で対策していきたいですね。郷土愛って持っていて欲しいですから。