先生の数だけドラマがある26 ~大会遠征・合宿・キャンプ・遠足はビックリの連続3~
子だくさんのお母さんは9日間で3キロ成長(´;ω;`)ウゥゥ
かつて相撲部の顧問だったことがありました。
私には相撲の指導はできませんが、各相撲大会の引率者は学校の教諭でなくてはダメだという縛りがあるものが多く、他にやるような骨のある男性教諭もなく、管理職に頼まれて私が顧問を担当していたのでした。
そんな相撲部の日頃の練習は地域にある相撲道場が全部やってくれました。
だから毎日の部活動は顔を出せる時に出す程度という感じで、かなり気楽だったのですが、相撲部は大会が異様に多く、夏季は毎週末に大会がありました。
しかも割と強い中学校だったので、どんどん勝ち進んでいくので、県大会や東北大会は順調に出場するのでした。
そして、そういう中体連関係の大会ほど引率者は学校の先生でなければならないという縛りが発生していました。
(他の大会では道場のコーチでもOKなものもあったのに、この縛りは私が顧問を辞める10年間なくなりませんでした)
相撲大会は土日に行われることが一般的なので、振替休日を取ろうとしますが、学校事情が許さずにいくつかは消化しきれなかったこともありました。
だから、相撲部の顧問はなかなかなり手がなかったのでした。
なるほど、ブラックなわけだよね。
さて、そんな相撲部顧問2年目には、私のいた中学校の相撲部が県代表として全国大会に出場することになりました。
事前合宿と大会を合わせて9日間、全国大会へと出かけたのでした。
いやぁ、大変でした。
毎日たくさんの洗濯物と闘っていたのです。
なにせ相撲部は体がデカいから着ているもののサイズが大きいのでした。
TシャツのLがいーーーーっぱい付いたサイズは干すと、物干し台がすぐにいっぱいになってしまいました。
また、毎日たくさんのタオルを汚します。
これも干すのがとても大変なのでした。
とにかく記憶に残る場面の大半が洗濯場なのでした。
子どもがたくさんいるお母さんってこんな感じなのかなぁって、毎日思ってました。
子どもたちが練習している間は、洗濯して、宿舎を軽く掃除して、とほとんどお母さん状態。
挙句には、発熱した子どもが出て、その子の看病をし続けたりしたのでした。
あの大会の引率は大会出場だけでなく、他校との交流合宿もくっついていたためとても長くハードで忘れられないものでした。
これだけ洗濯や看病でハードな毎日を過ごしていたのに、ある日ふと体重計に乗ってみたら3キロ増量。
ショックでした。
でもよく考えてみたら当然でした。
合宿先が強豪校の相撲部の合宿所で、食事も生徒と同じようなものを食べていた私。
毎日ちゃんこ鍋とご飯とおかずはいろいろ。
量は加減していたとはいえ、それでも体を大きくするようなメニュー。
慌てて食事をセーブし、散歩をし、プールを借りて運動してもなかなか落ちなかった体重。
結局大会が終わって自宅に帰って日常生活に戻るまで、体重は元に戻らなかったのでした。
恐るべし相撲部の食事。
ちゃんこ鍋は美味しいけれど、スープとご飯は危険だと心に刻んでいるのでした。