夏休みの早朝、勤務先の町内全部の児童生徒、教職員全員集合
教育行政の在り方が最近またニュースになりましたね。
東京オリンピックの際に都内の公立小中学校の児童生徒と教職員が動員されるのではないかというもの。
行政側の答えは見るまでもなかったのですが、予想通り「強制」するつもりはなくあくまでも「学校が希望すれば」と言っていましたね。
(* ̄- ̄)ふ~ん。よくある逃げ口上かぁ。と思ったわけです。
数年前に勤務していた町にNHKのラジオ体操のキャラバン隊がやってくることになりました。
夏休みの早朝、町内全域の小学校の児童全員、中学校の生徒全員、老人クラブ?とか何とかクラブ、〇〇婦人会、そして町内に勤務する教職員全てが参加を強制されました(一応都合を聞かれはしましたが、余程のことがない限り欠席は不可の状況)。
これも表面上は「強制ではない」と行政側は言っていましたが、教育委員会や町役場が文書を出した段階でそれは通用しないんじゃないかと思ったわけです。
当然ながら、早朝からの勤務の振り替えなど存在しません。
NHKから番宣のグッズやシールを少しだけもらってお疲れさんで終わりです。
あんまりだなぁと思ったものです。
NHKと教育行政も密接な関係があるんでしょうねぇ。
こういうのは他の地区でもあるようで、今でも当たり前のように「学徒動員」されているみたいです。
そこまで協力しなければならない理由があるのでしょうか?NHKって学校を動かしちゃうの?
こんな疑問を管理職に聞いてみても誰も答えてはくれませんでした。だから謎です。何故でしょうね。
こういうことを思い返すと、東京オリンピックへの生徒・職員動員の話も「学校判断の希望制」という「見えない強制力」で実施しようとしているように思えてしまうわけです。
教育行政関係者のみなさん、学校は便利な人数合わせのためのツールではありません。(参加者が少なくて寂しくなりそうなイベントだからと心配して、児童生徒、教職員を動員するのをやめてください。)
子どもたちと先生たちが正常な教育活動ができるような支援をするのが教育行政だと思います。
ヘンな持ち込み行事は要りませんよ。