おかしな校則!先生だって納得できない 4
謎だらけの校則。表現が曖昧過ぎて一苦労。今回も髪の毛のお話。男子の頭髪校則編。
男子生徒の頭髪が長髪解禁となってもう20数年。校則違反が続出して丸刈りに戻されたという話は聞いたことがありませんでした。特に、改正後の数年は生徒たちの自覚があったためか、指導もそれほど大変ではありませんでした。
さて、男子の頭髪に関する校則とは・・・
- 前髪は眉毛にかからない程度の長さ、サイドも耳が見えるようにする。
- 襟足は襟にかからない長さとする。
- もみあげは伸ばさない。
- 髪を染めない。
- 整髪料を使わない。
- パーマはかけない。
- 流行を追わず、中学生らしい髪型とする。
- 清潔感のある髪型とする。
表現は多少違っても、各学校こんな感じでした。じゃあ転勤しても悩まないかというとそうでもないわけです。なぜなら表現に曖昧な部分が必ず存在していたからです。「流行を追わず」「中学生らしい」「清潔感のある」という表現が、見方や判断基準を実に曖昧にしてくれていました。
中学生らしいというのは同じ先生でも世代によって感覚が違います。まして流行は常に変化していくもので、世間からかなりズレた先生方が多いのに、全教師が全てを把握できているとは思えません。清潔感のあるというのも感じ方ですから、曖昧なのです。
「どうしてツーブロックのヘアスタイルはダメなのですか」と質問されるとこの校則を持ち出して回答する生徒指導部を見てきましたが、常に違和感しかありませんでした。「もうそのいいわけ苦しいだろ・・・」と。
「 全てきちんと表現するとかえって指導しにくいから、こんな表現にしている」とある学校では説明されました。なんか「逃げ」を感じました。ズルいですよね、学校って(>_<)
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