先生時代でも、私、定時で帰ってました。
初めまして、かずたまりんと申します。元中学校教諭で現在は主婦です。
学校に勤務している間は何とも言えない違和感が結構ありました。でもそうそう言えない環境だったので、いつか話してみたいなとずっと思っていました。ズバリ『学校の先生ってなんかヘン‼』だっていうことを。
まぁ、私もそうとうヘンだったんだとは思いますが…。
ドラマ「わたし、定時で帰ります」が話題になっていますが、これを学校勤務時代に私は実践していました。仕事に支障が出ないように勤務時間中はなりふり構わず仕事を片付けて、退勤時間には帰れるようにしていたので、陰では結構反感も買っていたと思います。部活動顧問もやってはいたのですが、幸いなことにクラブチームから指導者が来て、学校外で活動していたので、私の役割は大会の引率と申込みだけというラッキーな状況でした。
でもね、先生たちの中には早く帰ることを悪いことだと考えてるんじゃないかって感じる人がいたんですよね。やや偏見ですが、体育会系の先生に多かった…。そういう雰囲気を出している先輩教師がいたら、若手教師も仕事早く終えた日でも帰りにくいですよね。
「遅くまで学校にいる先生がいい先生というわけじゃないんだ。」と新人時代に指導してくれた先生が言っていました。この先生の言葉があったから、私はかなり救われました。さらに「学校の中だけにいてはだめだ。」「できるだけ外の世界にも触れるように。」と、事あるごとに言っていました。おまけは、「さっさと仕事を終えて、一緒に飲みに行こう。」とも言ってましたが（笑）。かなり年配の先生でしたが、仕事に対する考え方のベースを作ってくれたことにものすごく感謝しています。
ということで、私は基本的に定時で帰る先生でした。転勤するたびに最初のうちはギョッとする人もいましたが、「そんなの気にしないもんね」って感じで頑張って帰ってました。但し、決して仕事に影響しないこと、特に締め切りのあるものは全部必ず守るって自分で決めてました。そうしているうちに、「この人は定時で帰る人」という認識が周りに出来上がるわけです。
次回からはそんな先生時代を過ごした私の目から見た「先生」や「学校」のことをいろいろ話していきたいと思います。
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