先生の数だけドラマがある９ ～なんかヘンだなと感じた先生～

ヘンというのを通り越して、問題ありだった信じられないような先生。

セクハラやパワハラといった言葉がまだ一般的ではなかった頃、私の目の前にいたＴ先生はその見本のような人でした。特に飲み会でのセクハラは大変なものでした。

Ｔ先生は愉快な話題が豊富で、場を盛り上げることが上手な人でした。お酒が大好きで飲み会には必ず参加していました。彼がいると周りは笑いが絶えないので、人気があったと思います。（特に男性陣には）

しかし、彼はとんでもなく酒癖が悪い面があったのです。酒が入るとそばにいる女性教師を触り始めるのです。手や肩、背中だけでなく、胸まで触られた先生もいました。当然逃げていましたが、彼は笑いふざけながら繰り返していました。こういうことが何度もあると、飲み会では彼と離れた席に着くようになりました。しかも、そういうことをしたことを次の日には忘れていたので質が悪かったです。

やがて、職員室でも女性陣がいても構わずに卑猥な話題で笑いをとろうとする始末。嫌な顔をすると逆に「ノリが悪い」と言われてしまったこともありました。

仕事はそこそこできる人だったので、後にどこかの教頭先生となりましたが、セクハラの噂はやっぱり聞こえてきていました。教頭試験の基準って何なのかと疑問でした（学校内のセクハラ対策の窓口は各学校の教頭が担当するのが一般的なので）。

適材適所は教師の世界には存在しないんでしょうかね？彼ほど教頭に向いていない先生はいなかったと思いますがね。

（セクハラだけでなくテストでのズルとか、女子大生との浮気のこととかあんまり暴露すると怒られちゃうかな？でも、本当に不快な先生でした。） 

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