かずたまりん通信

元中学校教師の独り言。今だから言えることもあるんです。

前途多難の特別支援教育 その1 ~自閉症?アスペルガー?ADHD?LD?~

 

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教員10年目を迎えた春。私はある中学校へと転勤になった。その挨拶と打ち合わせに行った日はどんよりと曇っていた。

校長室に通された私を待っていたのはにこやかに笑う校長教頭。挨拶もそこそこにこんなお願いをされた。

特別支援学級の担任をやってもらえませんか。」(はっ?何言ってるの?)

「えっ?やったことないんですけど。免許もありませんし…。」

大丈夫ですよ。ウチには大ベテランの専門家もいますから。」(誰よそれ?知らないし)

特別支援学級が一つ増えるので、是非担当してもらいたいんですがね。」(何で?)

「いやぁ、自信ないです。」

考えてもらえませんか?」(断るわけないよなという笑顔が嫌)

是非引き受けてください。今回の人事異動で先生と同じ教科の方が5人いるんです。その中で一番適任だと思うので、よろしくお願いします。」(それ私のせいじゃないよぉ)

転勤したばかりで発言権が非常に弱い立場の私は押し切られる形で、特別支援学級担任を引き受けることになってしまった。はっきり言ってとてもとっても嫌だった。学校が嫌いになった。新学期始まる前にすでに憂鬱。

何もかも分からないことだらけだし、特に興味を持って勉強した分野でもなかった。採用された頃の初任者研修の中でちょっとだけ勉強したくらい。それなのにいきなり未知の世界へドボン。

思い切りストレスのかかった状態で迎えた新生活エピソードはまた次回。この日のことを思い出すといまだにどっと疲れるという個人的な理由で今日はここまで。

 

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