初めての修学旅行引率で、私は修学旅行が嫌いになりました。
採用二年目の秋に、私は初めて修学旅行の引率をしました。生徒たちもそうだったのでしょうが、私も楽しみにしていました。まだまだ若かったんですね(^^)。でも出発して間もなく最初のハプニング発生。生徒の一人が家にお財布を忘れてきたことが発覚。
もう引き返せない位置まで来ていたため、お財布はホテルへ届けてもらうように手配しました。届くまでお小遣い無しなのは可哀想なので、予備費からお小遣いを貸すなどの対応をして一息。この旅行は楽しいだけではいられないかもしれないと感じました。
その予感通り、予想外のことは次々に起こりました。その中でも最も呆れたのが東京ドームでの旅行社の対応でした。なんと指定席が取れなかったと言い、自由席を見つけてそれぞれが座るようになんてふざけたことを言い出したのです。野球に興味のない子も多かったために大半の生徒は飽きちゃって、東京ドーム内を彷徨うしかありませんでした。この旅行社を心の中でブラックリストに載せたのは言うまでもありません。(以来私が関わる修学旅行でこの旅行社が指名されることはありませんでした。)
さらに個人的な恐怖体験もありました。それは、上野動物園や公園の鳩です。私は鳥類恐怖症なので鳥がいるところには行きたくありませんでした。特に大群でいる鳩は大嫌いです。
それを事前に旅行社にも話しておいたのに、集合場所にも記念写真撮影場所ににもに大量の鳩がいました。もう生きた心地がしませんでした。最悪でした。突破するために生徒たちに手を引いてもらって、目を閉じてダッシュしました。本気で怖かったです。その時の記念写真の私の顔は死んでいました。
生徒たちは特に大きな問題も起こさずに無事に帰校できて、全体としては楽しい修学旅行だったのですが、あの恐怖の時間だけはしっかり心に刻まれてしまいました。お陰で、その後私は修学旅行が大嫌いな先生になってしまったのでした。
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