かずたまりん通信

元中学校教師の独り言。今だから言えることもあるんです。

先生の数だけドラマがある12~これは苦手だなと感じた先生その2~

俺が、俺が、という暑苦しい俺様タイプの先生は周りを本当に疲れさせます。

f:id:kazutamarin:20190512145112j:plain

国語の教師の宿命というか、数年に一度は必ず「太宰治作 走れメロス」を扱ってきました。
これが実はとても苦痛でした。
なぜなら私はメロスのようなタイプの男性が苦手だからです。
自分がやらなければと自己陶酔気味にやたらと熱く語る場面は好きになれませんでした。
メロスよりもメロスの友人のセリヌンティウスの方がよっぽど勇敢だよと思っていたくらいです。
そんなメロスのような暑苦しいタイプの先生と同じ職場になった時は本当に辛かったです。
彼の特徴は以下の通り。
  • 自分の考えた企画は絶対で、周りはそれに協力して当然というスタンス
  • 独自の価値観を持ち、それが偏見であることを認めない。
  • たいていの発言が上から目線。
  • 少しでも田舎だと、その地域を馬鹿にした見方をする。(でも彼も十分に田舎出身者)
  • 声が必要以上に大きい。それなのに無神経な発言が多い。
  • 飲み物は必ず音を立てて飲み、一口飲むごとに「あぁーっ」とか「はぁーっ」とかの声を発する。(職員室のどこにいても聞こえるくらい大きい音で)
  • 体育会系の見た目とゴツイ顔。一見体育教師にも見えるけれど、理数系教師。

    f:id:kazutamarin:20190618174250p:plain

ざっと挙げるとこんな感じでした。

特に厄介だったのが、自分の立てた企画はいつでも正しいと思っていたことです。

ある企画では管理職が知らないうちに計画が進んでいたこともあり、大問題になったこともありました。

そんな時も彼は「私がやってやろうとしているのに何故やらせてくれないんだ。」と管理職に噛みつきました。

見かねた周りの教師団がなだめ、協力し何とか実施しましたが、彼はそれを当然のことのように思っていました。

「自分がやってやったから上手くいったんだ。」と。

とんだ裸の王様ですがね(+o+)。

 授業テクニックもあり、仕事はそこそこできる人だったのに本当に残念な人です。

当然ですが人望はありません(本人には理由が分からないでしょうけれど)

仕事ができて、ベテランクラスの先生ですから、主任にはなったりしますが、それ以上はなかなかいかないようです。

そして割と早いサイクルで次の学校に転勤する『優勝カップのような先生です。(特別な希望もないのに2、3年程度の短期間で各校を転々と転勤させられるタイプの先生への隠語らしいです)

いつか自分を客観的に見る余裕ができたら、もう少し好かれる先生になれるかもしれませんが、いつの日になることやら。

自分のお子さんの三者面談に乗り込んでいって、子どもの担任の先生の立場を完全に無視した言動をとったという話が聞こえてきているうちは無理そうですね。

もう少し謙虚さがあったらなぁ。いやぁ、残念ですね。(結構無神経なことを言われたこともあったので、イマイチ心がこもりませんねぇ(-.-))

彼の周りの先生方、今日も一日お疲れさまでした。

裸の王様改め俺様は放っておいてさっさと帰宅しましょうね。ではまた✋

f:id:kazutamarin:20190618175049p:plain

内容に関するお問い合わせフォームはこちらhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePXpfuqKWubEunoafxminLDta0mZVWtOnCpLp_KNgTvTzgyw/viewform?usp=sf_link