富士登山のゴールはどこ?
富士登山のゴールは山頂ではありません。
遠足だって家に帰ってくるまでが遠足ですって言うじゃないですか。
だから、富士登山も下山して初めてゴールですよね。
大学2年生の夏休みの体育の講座で、富士山に登ったことは前回のエピソードで書きました。
この富士登山は「目標は大きいほどじっくり焦らずチャレンジする」ことを学んだ体験だったのですが、もう一つ重要なことを学びました。
それは、「下りはあっという間」ということ。
前日から一日かけて登った富士山。
下り始めたら二時間弱で「わぁああああああ」という感じで下りてきちゃったんです。
下りやすいコースだったこともあったと思いますが、あまりの速さに自分でもびっくりしました。
あんなに苦労して登ったのに、下りる時はこんなにあっという間なんだと……。
なんだか「落ちる時はあっという間だよ」と人生について富士山に教えられたような気がして、富士山を見るたびにあの時の気持ちを思い出したりします。
それはともかく、今の時期は富士登山に臨む多くの人たちがいるかと思います。
多くのことを学べる機会なので大いに結構なのですが、夏だからと言ってTシャツ、短パン、サンダルとかのなめた軽装で登るのなんて絶対にやめてくださいね。
3776mという高さは想像以上ですよ。
天候激変大ありですから。
まぁ登頂に成功したら、山頂の売店でのビックリ値段も体験して欲しいですね。
カップヌードルは高級品です。
夏しか営業していない郵便局から手紙を出してみるのも楽しいですよ。
まぁ、手紙はハードルが高いので、葉書がお勧めですけどね。
そして、下りはあっという間というのを体験し、人の世の「栄枯盛衰」に思いをはせてみるものいいかと思います。
富士山のゴールは下山するまでですからね。
どうか安全に帰ってきて欲しいものです。
まだ登ったことのない人は、可能であれば、人生で一度は日本最高峰に登ってみるのもいいかもしれませんよ。
私は、もういいですけどね(+o+)1度で十分です。