かずたまりん通信

元中学校教師の独り言。今だから言えることもあるんです。

夏休みももうすぐ終わり お盆に再確認したこと

 お盆休み期間、お疲れさまでした。

長いお盆休みでしたが、みなさんはきちんと休めましたか?

旅行や帰省での大渋滞や大混雑、台風での大混乱などをニュースで見ていましたが、大変そうでしたね。

連日の猛暑も大変でした。

心からお疲れさまでした。

今日からお仕事の方も多いと思いますが、疲れ取れてますか?

私はそこまでの混雑に巻き込まれることはありませんでしたが、それでもお盆ならではの恒例行事に翻弄される日々を過ごしていました。

お墓参りに関連する動きは毎年のことながら、忙しいですね。

でもこれ、子どもの頃から体験しておくことは大切だなって思います。

大人になってお墓参りの仕方も全然知らないのはちよっと……と思いますよ。

お墓がどこにあって、何を用意して、どうするのかは、子どもは見て覚えていくと思うのです。

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昨今ではお墓の後継問題がよく取り上げられていますが、それにしたってまずは自分たちのご先祖や親族のお墓の現状を知らなければどうにもならないですよね。

そういうことを考える意味でもお盆でのお墓参りは大切だなぁと思うわけです。

いろいろな事情でお墓参りができなかった方もいるとは思いますが、もしもお子さんがいらっしゃるのなら、お墓参りの経験ができるようにして上げて欲しいと思います。

私の知人は、自分の父親が亡くなった時に、何も分からず右往左往していました。

お寺への連絡の仕方も葬儀会社の手配もまるで分らずにいました。

知人本人だけでなく、知人の母親も姉妹もそういったことをまるでしていなかったために、途方に暮れたそうです。

知人のお父様が亡くなったのが病院だったので、すぐに家に連れ帰らなければなりませんでしたが、どうすればいいのか彼らには分かりませんでした。

それを救ったのが、知人の奥さんでした。

彼女は知人の家の菩提寺を調べ、懇意にしている葬儀会社がないことを確認したうえで、自分の実家がよく知っている葬儀会社に連絡を取りました。

後は彼女が中心となって葬儀関連を取り仕切っていたのです。

もっとも知人が喪主となっていたので、表面上は彼がしっかりやっていたように見えていたのですが……。

現実は、彼の家族は何の役にも立たなかったようです。

この時のことを思い返した彼女は「こういうスキルは身に付けておいた方が絶対いいよ」と力説していました。

彼女は小さい頃からお寺や親戚の葬儀やら、いろいろな場面でそういう体験をしていました。

だから慌てなかったのだと言っていました。

それぞれの家庭で宗教が違うので、お参りの仕方はいろいろだと思います。

だからこそ、体験って必要ですよね。

私も幼い頃から祖母や母に連れられてお寺に行ったり、親戚の葬儀に連れられていっり、お墓参りにもよく行っていました。

そのおかげで、母亡き後の今でも困らないくらいのお盆の準備の仕方は身に付いていました。

これはありがたいなぁと思っています。

大人になってから何も知らないでは済まないこともあるよねと改めて思った今年のお盆でした。

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