かずたまりん通信

元中学校教師の独り言。今だから言えることもあるんです。

給食のお話 7 ~夏休み中のお昼ご飯は大変だよ~

みんなはどうしているんだろうなぁ?

学校や幼稚園、保育園等がお休みになると当然のことながら、給食もお休みになりますよね。

お休みだから子どもたちのお昼ご飯の準備は毎日ですよね。

お母さんは休みなしですね。

それでも子どもたちが家にいる分にはまだマシかもしれないけれど、学童保育とかでお弁当持参の日々だったらとーーーーーーっても大変だろうなぁって思います。

(家にいたらいたで、大変なんだぞという声が聞こえますが、お弁当よりはということで……)

私自身は給食嫌いだったので、夏休みに自分で作ったお弁当を持参していく日々は楽しかったですが、そういう人ばかりじゃないですもんね。

しかも、この激しい暑さ。

食中毒が怖いお弁当には神経使いますから、疲れもひとしおでしょう。

本来誰かに見せるために作るものではないので、もっと気楽に作ってもいいと思うのですが、キャラ弁をはじめとした見た目重視のお弁当があるおかげで、作る人に要らないプレッシャーをかけているような気がします。

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お弁当を食べる相手が好きなものが一つでも入っていれば、あとは気楽に作っていいと思いますよ。

何ならおにぎり一つにおかずが一つでもいいんじゃないかと思うんですけどね、駄目でしょうか?

何か特別な時でもない限り、特別なお弁当なんて毎日は無理ですよ。

ということを考えていたら、以前勤務していた学校での夏休みの宿題を思い出しました。

それは中学三年生を対象とした「お弁当コンクール」。

夏休み中に三年生が各自でお弁当を作り、その写真を提出するというコンクールでした。

2学期になって提出されたお弁当の写真の大半は実に綺麗で、見た目を重視したものでした。

審査した校長先生や教頭先生、主任クラスの先生方はどうしても見た目に目が行ってしまうようでしたが、最終審査をしてくれた栄養士の先生の視点は違っていました。

夏場のお弁当なのだから盛り付けに時間のかかり過ぎるキャラ弁はお勧めできないこと。

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毎日作るお弁当を想定していないものは実用的ではないこと。

こういった点で審査し、審査員の先生方の選んだものとは違うお弁当を最優秀賞に選んでいました。

そのお弁当は、見た目もそこそこ綺麗でしたが、何よりも実用的で毎日持っていけそうな、お弁当って1日限りのことじゃないんだよということを教えてくれているようなものでした。

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さて、まだもう少しある夏休み。

お昼ご飯を準備し続けているお母さんをはじめとしたみなさん、心からお疲れ様です。

自分一人だけだったら簡単に済ませられるものでも、そうはいかない夏休みのお昼ご飯。

みなさんはどうしているんでしょうね。

毎日暑いからといって冷たい麺類ばかりというわけにもいかないですしね。

本当に大変な毎日ですが、お子さんがある程度大きくなってきたら一緒に用意してみるのもいいかもしれませんね。

あるいは思い切って全部任せてみるのはどうでしょう?怖いですかね?

作ってくれる人への感謝が芽生える絶好の機会かもしれませんよ。

夏休みの残りの日々でトライしてみるのもいいと思います(#^.^#)

それにしても、給食ってありがたいものなんですね。